【オンデマンド配信】 講演概要

講演概要 

基調講演特別講演 の講演概要をご紹介します。
その他、企画講演、シンポジウム、JFMA賞受賞講演、JFMA研究部会講演、スポンサー講演等については、FORUM特設サイト「ONLINE CONF」の各ページをご参照ください。

【基調講演】

高村ゆかり氏
高村 ゆかり たかむら ゆかり
東京大学
未来ビジョン研究センター 教授
カーボンニュートラルに向かう世界と
ファシリティマネジメント

【プロフィール】
専門は国際法学・環境法学。京都大学法学部卒業。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。龍谷大学教授、名古屋大学大学院教授、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S) 教授などを経て、2019 年4 月より東京大学未来ビジョン研究センター教授。ロンドン大学客員研究員(2000 〜2001 年)。
国際環境条約に関する法的問題、気候変動とエネルギーに関する法政策などを研究対象とする。主な編著書に、『環境規制の現代的展開』『気候変動政策のダイナミズム』『気候変動と国際協調』など。
中央環境審議会会長、東京都環境審議会会長、サステナビリティ情報開示の基準を策定するサステナビリティ基準委員会(SSBJ)委員、アジア開発銀行の気候変動と持続可能な発展に関する諮問グループ委員なども務める。 再生可能エネルギー買取制度調達価格等算定委員会委員(2015 年3 月〜2024 年2 月。2021 年3 月からは委員長)も務めた。 2018年度環境保全功労者環境大臣賞受賞。

【講演概要】
世界的にカーボンニュートラル(排出実質ゼロ)をめざす動きが加速する。こうした「変革」は、気候科学の進展による気候変動の影響とそのリスクの認識の広がりとともに、脱炭素技術の革新と普及によるコスト低下がドライバーとなっている。
企業・金融機関が脱炭素社会に向かう取り組みを先導する。自社の事業活動からの直接の排出量はもちろん、バリューチェーンからの「スコープ3排出量」を削減する取り組みを強化している。要因の一つは、気候変動を筆頭に環境や人権などサステナビリティ課題にいかに対応しているかについて情報を開示することが企業に求められるようになったことである。気候変動への対応は、今や企業評価に結びつく経営課題となり、さらに、こうした動きは自然の保全、循環経済などにも広がる。こうした変化に対応し、企業経営を強化するのに、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動=ファシリティマネジメントが一層重要になっている。

【特別講演1】

及川美紀氏
及川 美紀 おいかわ みき
一般社団法人
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ理事
DEI実現の先にある「個性活躍」
I will!で働く社員を増やすために

【プロフィール】
宮城県石巻市出身。東京女子大学文理学部卒業 ●1991年:株式会社ポーラ化粧品本舗(現株式会社ポーラ) 入社 美容トレーナーを経て、商品企画、事業担当などバリューチェーンを多数経験し、2020年より2024年:代表取締役社長 ●2021 年より2024年:ポーラ幸せ研究所所長 ●2024年:日経Think!コメンテーター ●2020年より2024年:一般社団法人日本訪問販売協会 会長 NewsPicks プロピッカー
受賞歴:Forbes Women award
著書:幸せなチームが結果を出す(前野マドカ氏と共著)

【講演概要】
Diversity&Equity&Inclusion この言葉が多く聞かれるようになって一体どれくらいの期間がたっているだろう? 日本のDEIは進んでいるのか?企業は何のためにDEIを実現するのか?社員の可能性を高めるDEIとは? 
DEIは人権問題であることを前提に、企業の特徴ごとに求める姿は変わってくる。「何のためにDEIを実現するのか」を経営者が自らの言葉で語ることで組織に浸透していく。それができれば、DEIは個人の能力を伸ばし、チームの生産性を上げ、組織風土改革を実現する。DEIは組織の未来を作り出す大事な礎である。
実際に経営に携わった立場から企業のDEI/組織風土改革の事例を紹介し、同時に「社員のウエルビーイング」を追求した幸せな働き方「幸せチームビルディング」について前野マドカ氏と共著で出版した「幸せなチームが結果をだす」をもとに、ケーススタディとともに紹介する。

【特別講演2】

藏知 弘史氏
藏知 弘史 くらち ひろし
株式会社アイスクウェアド
代表取締役 社長
経営とIT、そしてFMで未来を拓く


【プロフィール】
国立大学法人東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 共同研究員 大学で経営学を学び、キーエンスに入社。その後、米国CAD ベンダーに転じ、設計開発スピードの向上を狙ったフロントローディングやコンカレントエンジニアリングといった開発手法の導入支援プロジェクトに携わる。その後、2011年にライフサイクルマネジメントに特化したソリューションベンダーであるアイスクウェアドを設立。

【講演概要】
日本社会は、年齢や性別、国籍、宗教、ライフスタイル、価値観など、さまざまな人々が共存する多様化社会へと進んでいます。個性や能力を尊重し、自分らしく生き、能力を発揮して活躍できる社会を志向しています。人が心身ともに健康でいきいきと働くことができる「ウェルビーイング」を保つためには、多様性(=Diversity)を認め、公平に(=Equity)受けいれて活かすこと(=Inclusion)、いわゆるDE&Iが必要不可欠です。このDE&Iにプラスして帰属意識と呼ばれる“B”(=Belonging)も外せない要素として意識され始めています。
これらを実現するために対応すべき課題や問題に対して、経営やITは勿論の事、FMはますます重要性を増しており、更には次のステージに進めていく必要を感じます。次世代に社会を繋いでいく上で、本当に重要なFMを今一度考えたいと思います。

 

公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会

(c)2025 Japan Facility Management Association

ホームページのご利用条件 / 特定商取引に基づく表記 / 個人情報について